基本的にファッションは変わります
そもそもそのへんのお店で購入可能なものが着られるようになるので、日常着る服が変わります。
それまでは売り場の一部に申し訳無さそうに作られた「大きいサイズ」のコーナーに売っているものしか着られません。
「大きいサイズ」・・・なんという空気を読んだ呼び方でしょうか。
この「大きいサイズ」ってラインナップを見てもどう考えたところで、背丈が大きい方用の商品ではありませんもの。「太っている人用」なんて書けませんからね。
あるいはそういった方向けの専門店も最近はありますので、これまではそのような店に足を伸ばして、たいして着たくもないデザインの服を買っていたりしたわけです。
いまでは選び放題です。
私はMAXで4Lサイズだったのですが、現在は基本Lサイズ。ものによってはMサイズが入ります。
なので、形や色が気に入ったものをみつくろった後、サイズを探すという今まででは考えられなかった服の買い方が出来ます。
今まではまずサイズありきでしたもの。
TシャツがIN→OUTへ
OUTなのにINする理由
着こなしとして「TシャツIN」が駄目なことは、いくらファッションに興味のないおデブおやじの私とて知識としては知っていました。
でも、今までは「TシャツIN」でした。
ただし、知識として「TシャツIN」が駄目であることを知っているがゆえに、それを隠すために常に上にシャツなどを1枚羽織るということを強いられていました。どんな暑い日でも。
上着を1枚羽織ることで、その下のTシャツを「IN」していることを悟られないようにするとともに、ほんの少しでも出っ張ったお腹のラインを有耶無耶にしようとしているのです。
そこまでして何故わざわざ「TシャツIN」にこだわるのか?
それはTシャツをOUTしてしまうとお腹が痒くなるからです。
TシャツOUT、それはパンツの開口部が直接ブヨブヨのお腹に触れることを意味します。
その部分がゴムにせよベルトで締めているにせよ、脂肪の少ない人に比べて明らかに伸縮性に富むお腹のお肉を、緩衝材なしに直接締め付けることになるのです。
そしてまた、太っていれば太っているほどその圧力は強くなります。
するとどうなるか?
かぶれてしまうのです。痒くなるのです。
暑い日などは汗がビッチョビチョで激しく気持ちが悪いのです。
間違ってTシャツOUTした後など、お腹にくっきりと赤い線がついてしまうのです。
そしてそこは痒くなるのです。
痒くて痒くて血が出るほど掻いてしまうこともあるのです。
だから、常にTシャツはIN。
ファッションとかそういう問題ではない。
ガーゼです。これはガーゼ。
これは医療行為なのです。
晴れてOUTへ
今はOUTです。
何故ならお腹が痒くならないから。
お腹の脂肪はすっかり落ちました。
とてつもない量のダイエットによって皮が余ってしまっているので、スッキリしたお腹とは言い難いですが、現状、TシャツをINしてもその痕が痒くなるようなことはありません。
最高時軽く100オーバーだったウエストは今は80ありません。
心置きなく「TシャツIN」です。
また、身体のシルエットをごまかす必要もなくなったので、Tシャツ1枚で出かけることも可能になりました。あ、下もちゃんと履きます。もちろん。でないと捕まってしまう。
で、TシャツをOUTするようになって気がついたこと。
TシャツをOUTした方が良い理由は、別に見た目がどうこうということだけではありませんでした。
OUTした方が圧倒的に気持ちが良い。開放感が違う。
せっかくTシャツというリラックスの代表のような服を着ているのに、わざわざ身体を窮屈にさせるとも言える「TシャツIN」はそもそもTシャツの良さを消していたのかもしれません。
私はすでにおっさんなので、若い世代と比べれば、今後そんなにはファッションを楽しむようなこともないのかもしれません。
でも、それなりに、年なりに、「わきまえて」いろいろ楽しもうと思います。