2021年1月更新
※本物のメール例を最新のものに差し替えました
まずは偽物、フィッシング詐欺メールの一例を御覧ください。
上記のパターンはほんの一例で、中でも画像等を使っていない割とあっさりめのものです。しかし、後でご紹介しますが、楽天から送られてくる本物のログイン通知も実は非常にあっさりとしています。
下記のメールの場合、「続けるにはこちらをクリック」のリンクをたどると偽物のウェブサイトへ飛ばされ、そこで個人情報の入力を促されます。
入力したが最後、個人情報が筒抜けになります。特にクレジットカード情報など入力してしまうと被害が大きくなります。
次に、本物の楽天からのメールです。
このメールは、本文中にある時刻に実際にログインしたときの通知メールです。
実にあっさりとしており、見方によっては簡単に偽装できそうな気もします。
しかし、この本物メールには偽物と決定的な違いがあるのです。
本物のログイン通知には本文にURLなどのリンクが貼られていない
メールの本文の最後の方に書かれている文章を御覧ください。
「本メールは楽天からのメールを装ったフィッシングメールへの対策として、URLや電話番号などをメール本文に記載しておりません。」
つまり、本物の楽天メールからはリンクを辿って楽天のサイトへ行くことはできないようになっています。
その代わりに、本文中に丁寧にログインの仕方、パスワード再設定の方法が記されており、そこでも「楽天市場トップページにアクセス」としか書かれておらず、サイトのURLなどは受信者が自分で調べないとならないようになっています。
もちろんこれは本物のメールなので、本文中にリンクを貼って直接ウェブサイトへ誘導しても構わないのですが、本物と偽物の区別がつかずに詐欺被害に会う人を防ぐため、あえてURLを貼らないことで偽物をあぶり出す形になっています。
また同時に、このブログでも再三再四警告していますが、メール本文中のリンクは基本的に『全部が詐欺』くらいの認識をしていて構わないかと思います。そこまで行かないにしても、最低限、リンク先での個人情報入力は絶対にしない。
そこだけでも頭に叩き込んでおくことで、詐欺被害は防げます。
普段から心がけておいてください。