JP郵便サービスという名を使ったフィッシング詐欺メール
受信日時 : 2022年3月23日
送信者 :USPS <support@dev.riatw.me>
ReturnPath:<riatw@ik1-415-39881.vs.sakura.ne.jp>
件名 : 重要なお知らせ
本文 :
拝啓お客様、
申し訳ありませんが、2021年3月23日に到着した荷物は返品されます。
理由:出荷先住所にエラーが含まれています。
ステータス:支払いを待っています。
このパッケージの再配達リクエストを送信するには:
以下のリンクをクリックしてください
住所情報を確認してください
お支払い方法を確認してください
345¥
https://www.usps.com/Redelivery-RequestNumber
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新顔です。
送信元の名は「USPS」これはアメリカ合衆国の郵便公社のようです。いわゆる日本での郵便局。
配達エラーがあるのでアクセスしてくれと、フィッシング詐欺メールの定番としてリンクを貼っています。要するにいつもの詐欺メールです。
たまたま国際郵便を待っている最中だったこともあり、「おや?」と一瞬思いはしましたが、これはまごうことなき詐欺メール。
送信元アドレスの「.me」はモンテネグロの国別ドメイン。
また、送信エラーの返送先ReturnPathは「@ik1-415-39881.vs.sakura.ne.jp」と、何故かブロガーにもさくらインターネットでおなじみの、さくらサーバーです。
文末のコピーライトはJP郵便サービス、字面からすれば日本でしょう。3カ国合作メールになってしまっています。
リンク先はもちろん偽サイトなのですが、こちらもテキストに表示されているアドレスと実際に飛ばされるリンク先のアドレスは一致していません。
とにかく状況証拠だけでも詐欺メール確定ですが、それ以前に大事なことを以下に記します。
↓↓↓ !以下重要! ↓↓↓
とにかく、重要なことは本物であるか偽物であるかの判断以前の問題として、メールに書かれているアドレスやリンク先で個人情報を入力したり、ログインを試みたりしてはいけないということです。
もしも実際にアカウントを持っていて、メールの内容に心当たりがあったり、不安になったりする場合でも、一旦メールを閉じて下さい。
アカウントを持っているのであれば、通常のログイン方法なり、連絡先を知っているはずです。もし忘れてしまっている場合は、グーグル等の検索サイトなどを利用して連絡先を確認して下さい。
そして、普段ログインを行っている方法でログインするなり、サポートに連絡するなりして下さい。
本物であろうがなかろうが、絶対にメールのリンク先でログインはしないこと
それさえ守っていれば最低限の被害は防げます。面倒でも習慣づけて下さい。