Biglobeを装ったフィッシング詐欺メール
受信日時 : 2021年11月11日
送信者 :※※不正に入手した実在する無関係のメールアドレスを偽装用に使用しているようです。当該アドレス所有のご本人にご迷惑がかかるといけませんので掲載を控えさせていただきます※※
件名 : [通知 ] Biglobeカスタマーケア
本文 :
BiglobeNetworkのすべてのお客様へ。
Biglobeは、IP認証とメンテナンスのためにすべての顧客に電子メールとパスワードでログインすることを要求しました。
以下のリンクからログインしてください。
https://auth.ssso.biglobe.ne.jp/mail
BIGLOBEパスワードを忘れた場合
Copyright (C) BIGLOBE Inc. 1996-2021
インターネット接続サービスの最大手Biglobeの名を騙ったフィッシングサイト誘導型の詐欺メールです。
Biglobeの名を使った詐欺メールは非常に多く出回っています。このサイトでも多数紹介していますが、最も多いのは以下のもの。
Biglobeタイプの場合、メールサーバーの容量オーバー等のエラーを装ったものが大半なのですが、今回のものは特に何の理由もなく、全てのBiglobeユーザーに対して「とにかくログインしてくれ」という理由付けとしてはとても雑なものとなっています。
メール全体の作りもそうですが、基本的に荒っぽい作りです。
もっともこれに騙されてしまう人がいるのでこのような詐欺メールが出回ってしまうのでしょう。
メールのリンク先はもちろんBiglobeではありません。
このような詐欺メールのリンク先、すなわち詐欺サイトはその都度新しいサイトを作りながら転々とサイトを変えていきますが、今回のものは「qualium.mx」というアドレスに転送されます。
ドメインは「.mx」
もちろんあのテレビ局のMXではありません。メキシコの国別コードです。
つまり、ログインしようとリンクをたどると何故かメキシコのサイトへ繋がるということ。ちなみに「Biglobe」「メキシコ」で検索してみても、旅行情報しかヒットしません。おそらくBiglobeにメキシコ法人なんてものもないでしょう。当たり前です。詐欺なんですから。
今回は「.mx」ですが、これが他の国コードでも他のドメインでも同じことです。この様なメールのリンク先は全て偽物、個人情報盗難用の作り物だと思っていてください。
また、今回のメールのように差出人や件名、また本文中に自分のアドレスが挿入されていることがあると思いますが、気にしなくても結構です。
アドレス自体はどこからか流出してしまっているのかもしれませんが、それですぐになにかされるわけでもありません。登録情報などはパスワードなどの他の情報と結びついて初めて利用できます。なにより、その情報が欲しいためにこのような詐欺メールが出回っているわけです。
このようなメールが届いても決して慌てず、できればすぐに削除して忘れてください。
最低限、メールのリンク箇所をクリックしたり、もしくはリンク先に行ってしまったとしても、その先で個人情報を入力することは絶対にしないようにしてください。