ヨドバシ・ドット・コムを装ったフィッシング詐欺メール
受信日時 : 2021年8月25日 / 2021年12月2日
送信者 :ヨドバシ・ドット・コム <member@yodobashi.com>
件名 : ヨドバシ・ドット・コム:ご連絡�先メールアドレス変更のご連絡
本文 :
ご連絡先メールアドレス変更のご連絡
(このメールは、配信専用のアドレスで配信されています)
———————————————————————–
ヨドバシ・ドット・コムをご利用いただき、ありがとうございます。
このメールは、ご連絡先メールアドレスを変更したお客様に送信されています。
変更内容に心あたりのない場合は、お手数ですが、
ヨドバシ・ドット・コムお問い合わせ窓口へ至急ご連絡をお願い
いたします。
———————————————————————–
※重要なご案内であるため、変更前のアドレスに送信させていただきました。
なお、変更後のアドレスにも別途変更のご案内メールを送信しております。
次回よりヨドバシ・ドット・コムからのご連絡メールは下記アドレスに配信されません。
内容のご確認をお願いいたします。
(パスワードは、表示しておりません)
———————————————————————–
●変更前のご連絡先メールアドレス
**********@*****************
ご登録情報は、下記「お客様専用ページ」からご確認ください。
▼お客様専用ページ
https://www-yodobashi-com.erp191.top?login
———————————————————————–
このメールは、配信専用のアドレスで配信されています。
お手数をお掛けいたしますが、このメールの内容についてのお問い合わせは下記の連絡先までお願いいたします。
■配達に関するお問い合わせ窓口
Email: info@yodobashi.com
電 話: 0120-202-422 ( 年中無休 9:30 – 22:00 )
■ヨドバシ・ドット・コム お問い合わせ窓口
Email: info@yodobashi.com
Copyright2021 Yodobashi Camera Co.,Ltd.
ヨドバシ・ドット・コムの名を騙ったフィッシングサイト誘導型の詐欺メールです。
国内の単独ネットショップはアマゾンの独壇場ですが、後に続いて大きく利用者を伸ばしているのがこのヨドバシ・ドット・コムです。
やはり利用者が増えるとともにこういった詐欺メールも増えてきます。
今までのものはよくある手法で、アカウントの不備、あるいは第三者の不正ログインを装って偽サイトへ誘導するタイプでした。
今回のは新しいパターンで、
「メールアドレスの変更手続きを受け付けたので確認してくれ」
という連絡です。
このメール、もちろん真っ赤な嘘です。偽物です。
実際にアカウントの登録情報、住所やメールアドレスなどの変更手続きを行った際には、このような折返しメールが届くことはよくあります。また、そのようなメール風に作ってあり、日本語もほぼ破綻しておらず、よく出来ています。
私もヨドバシ・ドット・コムの利用者なので、最初に見たときは一瞬本物かと錯覚しました。
もちろんメールアドレス変更をした覚えなどなく、また、このようなブログをやっている手前、メールはすべて疑うようにしているので騙されることはありませんが、うっかりリンクを踏んでしまうもいるのではないでしょうか。
お客様専用ページとされているリンク先はヨドバシ・ドット・コムではありません。
よくある手ですが、アドレスの文字列に「yodobashi」「com」と入っていますが、「yodobashi.com」ではなく「yodobashi-com」でハイフンでつながっています。
そして、その後に続く「erp191.top」がこのアドレスのドメインです。
だれでも作れるインチキアドレスです。
当然リンク先ではフィッシングサイトが釣り糸を垂らして誰かが個人情報を入力するのを待っています。
後日再びメールが届いた時、試しにリンク先に行ってみるとこのような画面が表示されました。
本物そっくりに作られたヨドバシ・ドット・コムのログイン画面ですが、アドレスが違います。
このときのアドレスは「www_yodobashi_com.sarotta.com.cn」となっており、最後は詐欺御用達の「.cn」中国ドメインです。
ちなみに本物のヨドバシ・ドット・コムのログイン画面はこちら。
比べてみても画面の作りはそっくりです。
ですが当然ながらこちらのアドレスは「yodobashi.com」文字通りのヨドバシ・ドット・コムで後ろに余計な文字列も付いていません。
くれぐれもメールに書かれたリンク先での個人情報入力などしないようにしてください。
また、このようなメールが届いた場合は、安易にメール内リンクを使用せず、普段使っているブラウザのブックマークや検索サイト経由でそのサイトを訪問して、アカウント情報の確認をするようにしてください。
このメールはすぐに削除してください。
2021年12月追記
11月末頃にこのページの検索流入が極端に上昇しました。怪訝に思っていたら久しぶりに同メールを受信しました。
どうやらこのメールが大量に送信されているようです。
上にも書いたように完全なる詐欺メールです。
絶対にリンクをたどって個人情報の入力等をしないようにお願いします。