サラダオイルは大さじ一杯で120kcal
植物性だろうがなんだろうが、そもそも油なのでハイカロリーなのは当然です。
おそらく最もポピュラーなN社のサラダ油は大さじ一杯で126kcalと商品に記載されています。
脂質と言えども身体にとっては必要な栄養素の一部ではありますので、あまりにも不足してしまっては良くないのですが、取りすぎた場合、おそらくは最も直接的に肥満や生活習慣病につながるものでもあります。
特に、ダイエット中においては最もハイカロリーな「脂質」をどうやって抑えていくかが全体の摂取カロリーを低く保つ鍵にもなってきます。
私もダイエット1年目などは普通に揚げ物をバクバク食べていました。
体重の減少量が多くなってきたのにしたがい、嗜好性の変化もあって、徐々に脂質の摂取量は減ってきましたが、それでも70kg台のころまではそれほど脂質の量にはこだわっていませんでした。
しかし、ダイエットも終盤になってくるとよりストイックな食事管理の必要性を感じ、最近は大好きなエビフライ以外でほとんど揚げ物を口にしていません。
大好きだったから揚げも最後に食べたのはいつだったか?最近はほぼサラダチキンです。
油をできるだけ使わない春巻き
春巻きも大好きなので、以前はよく食べていました。
普通に油であげる揚げ春巻です。
スーパーで以前よく食べていた春巻を見かけて久しぶりに食べたくなったものの、やはり油は避けたいもの。
そこで今回は揚げずに焼いてみることにしました。
今回調理するのはこちらのプリマハムの半製品。
絶品点心シリーズのエビチリ春巻。
他にも肉春巻、五目春巻、チーズポテトなどいろんなラインナップがあります。
どれもおいしいですよ。
使う油はこれだけ。
大さじ一杯分くらいです。
これだけでも100kcalオーバー。
コンロの魚焼きグリルで焼きます。
アルミホイルを敷いて、春巻を重ならないように並べます。調理後にグリルを洗うのが面倒くさいのでホイルを敷きましたが、油をほとんど使いませんので、網の上に直接おいても構いません。
お好みで。
用意するのは料理用の刷毛。
お菓子を焼いたりするときに使うやつですね。
100円ショップのセリアで買ってきました。
並べた春巻にまんべんなく油を塗ります。
ひっくり返して裏表むらなく塗りましょう。
別の方法として、刷毛で塗るのではなく、スプレーボトルで霧吹き状に油を噴射するという方法もあります。
要は少量の油をできるだけまんべんなく塗布することができれば良いです。
油を塗り終わったら焼きます。
我が家のコンロの設定では、両面焼きの5分。
これはそれぞれの調理環境で調節してください。
時間がよくわからないときは、2~3分に設定して、焼きたらなかったら延長してください。焦げないように気をつけて。
案の定焦がしました。
どうも上下の火力に差があるようで、下面は全然焼けていません。
このようなことのないように、時間を半分にして途中ひっくり返すといいかもしれません。
慌ててひっくり返して、さらに1分ほど焼きました。
完成品です。
ちょっと片側が焦げましたが、まあまあ良しとしましょう。反対側はいい焼色がついています。
揚げたものと比べると茶色感がなく、白っぽい仕上がりになります。
味は揚げたものと変わりません。
それはそうです。材料は同じものですから。
若干違うのは食感です。
揚げた場合よりもどうしてもサクサク感は劣ります。
でも、冷めたお弁当に入っているようなシナシナの春巻かというとそんなことはなく、これはこれで十分サクサク感は楽しめます。
あくまでも揚げたものと比べて少し足りないというだけ。
そこをもっと楽しみたいのであれば、もう揚げちゃうか、または塗る油の量を増やしてみるか。
いずれにせよ、そこはカロリーとのトレードオフになってしまうのでそれぞれの事情に合わせた判断をしてください。
今回の焼き春巻、春巻そのもののカロリーはパッケージの表記によれば100gで149kcal。
計量したら1パック7本入りで330gほどでしたので、1パック492kcal。
これにサラダオイル大さじ一杯126kcalを加えると1本辺り88kcalです。
いつもカロリー計算で利用しているアプリ「あすけん」での春巻を調べると、1本(50g)あたり153kcalとなっています。
春巻は中の具材によってもカロリーはかわります。今回は比較的ローカロリーな「エビ」であったことを考慮しても、揚げ春巻から焼き春巻にすることで、6~7割程度のカロリーを節約出来たのではないでしょうか。
今回魚焼きグリルで焼きましたが、もちろんオーブントースターなんかでもできると思います。
火力はその都度調節してください。
他の揚げ物でも応用は効いたり効かなかったり
今回は春巻でした。
この、「皮」状のものを焼くという点では、餃子とかも行けるかもしれません。
ただ、フライはどうかというと、似たようなものは作れるかもしれませんが、うまくいかないかもしれません。
以前、揚げないコロッケを人に同じような作り方で作ってもらったことがありますが、それはまずくなないもののコロッケと言えるものではありませんでした。もう一度食べたいとも思いません。
今は油を使わないノンフライヤーとかも売っていますので、もっと簡単に美味しい揚げ物を作れる時代ですが、こんなやり方もありますよということでご紹介しました。
お粗末。