アマゾンからを装ったフィッシングサイト誘導型詐欺メール
受信日時 : 2020年11月26日
送信者 :support@amazon.co.jp<clientappidficaunepsy@hsujdikolpoer.com>
件名 : Re: #114-198614666-198614666 ( アラート ) – 異常な活動を検出 [ Thu Nov 26 2020 10:30:11 GMT+0900 (Japan Standard Time) ][AWS]
本文 :
異常な活動
お客様各位,
Amazon.co.jpアカウントで異常なアクティビティが検出されたため、アカウントを停止しました
アカウントにログインし、画面の指示に従うことで、アカウントのロックを解除することができます.
ご心配いただきありがとうございます
心から.
Amazon.co.jp Inc.
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このメールはに送信されました ********@*************
© 1996-2020, Amazon.co.jp Inc. またはその関連会社
アマゾン偽装のフィッシングサイト誘導型詐欺メールです。よくあるタイプのもので、メール内のリンクから、偽物の個人情報入力画面へと飛ばされます。
リンク箇所はいくつかありますが「Amazon.co.jp」の文字リンクからは、どうやらアマゾンのトップページへ。
それ以外のリンクからは以下の詐欺サイトへ向かいます。
これはもちろん、似せて作られた詐欺ページですので、相手にしてはいけません。
というか、それ以前にメールのリンクをクリックしないでください。今回は検証用に最低限の対策をして確認しています。
こちらの偽のページ、それっぽく簡潔に作られていますが、アドレスが「myjcb-ids.myvnc.com」となっています。my jcbですよ。
JCBカードのJCB。JCBで詐欺やったときの使いまわしでしょうか。アマゾンなのにJCB。
迷惑メール界隈では、アドレスや件名、ひどいときには本文中にまで、別の企業の名前のままになっている場合もありますので、こういうところもちゃんと確認しましょう。
それ以外にも、このメールはちょっと面白いですね。
本文中で、「ご心配いただきありがとうございます 心から.」という謎の感謝にも恐縮してしまいますが、最後の「助けて」という謎リンクには驚きました。
思わず、犯罪グループに拉致でもされた被害者のシークレットメッセージかと思っちゃいましたよ。クリックするとヒントが出るとか。
でも、「助けて」って言っちゃったらシークレットでもなんでもないですね。
まあ、「HELP」を「助けて」と訳してしまったのでしょう。日本語って独特です。
そもそも、メールの件名もアドレスも、自身が迷惑メールであることを隠す気がさらさらないちょっと雑なメールでした。
以下の記事で、アマゾンから来たというメールが本物かどうか、見分ける方法の一例をご紹介しています。よろしければ御覧ください。