さよならフラッシュ

フラッシュ(アドビ)のコスプレをしたぺんぎんさん
ダイエット120kg→65kg 39%→13% 目標達成

今回はおっさんのPC思い出話です

まだもう1日ありますが、明日2020年12月31日でadobeがFlash Playerのサポートを終了します。

終了しますというか、実質的にはすでに利用するシーンもかなり前からなくなってきているわけですが、それでも、PCを開く時不定期にアップデートを催促するウィンドウが開くたび、「お前、まだ生きてたのか」と感慨深く思っていたものです。

その度に毎回必ずMacfeeのセキュリティソフトの体験版をダウンロードするチェックをいちいち外すというお決まりのルーチンともお別れです。

Flashの最初のバージョンは1996年だそうですね。

そのころはまだアドビではなくて買収前のマクロメディアでした。

私なんか、未だにマクロメディアのイメージです。というか、知らんうちにアドビになってた感じです。

コンテンツの再生が始まる前にマクロメディアのロゴが表示される時のおしゃれな、そして(当時は)未来感漂う感じが印象深いです。

思えばまだ24年前なんですね。30年にも至らない。本当にちょっと前の出来事です。

96年ですから、当然95年の1年後。

Windows95が発売されて、ガチな人もなんだかよくわからない人も日本中が浮かれてPCを買っていた時代です。

このころアップルはちょっと弱かったと記憶しています。まだiMacすら発売されていない。ジョブズの復帰前ですね。

「マルチメディア」なんて言葉をマスコミも好んで使っていました。今や少し古臭い響きすら感じます。QuickTimeもShockwaveも姿を消して、開いた瞬間に点滅と音楽で歓迎するホームページも最近はめっきり見かけなくなりました。いや、それは当時からダサかったけども。

私はこの頃、数年前から使用していたi486DXのPCがさすがにしんどくなってきて、ようやくペンティアムPCに買い替えたときでした。

買ったショップというのがまだそんなに大きくなかった頃のマウスコンピュータでした。

当然通販です。が、まだネット環境も今ほど普及していない時代です。「パソコン通信」なんて言う言葉が普通に使われていた時代。パソコン雑誌の広告ページに載っていた、他よりもひときわお買い得感のあるPCに興味を持ったのですが、注文方法はネットではなくて「電話注文」でした。

そのときに電話口で「なんでこんなに安いのですか?」というような安っぽいCMでのやり取りのような会話を本当にしたのを覚えています。

その時買ったPCは、公私ともにとても活躍してくれました。

その後私は自作派になっていったのでショップパソコンはしばらく買わなくなったのですが、家族や知人から相談された際にはマウスコンピュータを薦めたりしたものです。実際、亡き父が最後に使用していたのは私が買ったマウスコンピュータのPCでした。

話がかなりそれましたね。マウスコンピュータの思い出話になっています。

その頃のPCなんて今は使い物にならないでしょう。

ペンティアムもWindows95も過去の遺物です。

今やデスクトップPCはおろかノートPCですら駆逐されそうな勢いです。

いまだにスマホやタブレットはあくまでもWebの閲覧用で、実質的な作業はPCでするような私はどんどん時代に置いていかれるのでしょうか。

まだ30年ですよ。早いですよね。

技術の進歩もさることながら、IT周りの生活環境の変化の方がより大きく変わっているような気もします。

この後の30年も技術はどんどん進むでしょうが、その進化に人々の意識がついていくことはできるのでしょうか。

30年後だと私は生きているかどうかも微妙なところですが、なんかFlashのサポート終了について語ろうとしただけなのにちょっと大げさになりました。

少なくとも、楽しく幸せに生きるためにPCを今後も使っていこうと思った今日でした。