コロナとマスクと広告と

マスクをしたペンギンのCG
ダイエット120kg→65kg 39%→13% 目標達成

WITHコロナ時代のマスクカルチャー

コロナ後の世界で「新しい生活様式」が模索されている中、この半年ですっかりマスクの意味も変わってきました。

この僅かな時間でこれほどまでに価値観が変わった日用品など過去にあったのでしょうか。

当然マスクを着ける目的は感染防止なわけですが、今まで以上に常態的にそれをする必要が増した結果、ある種の「マスク文化」とも言えるようなものが生まれつつあります。
思い出してください。昨年、コロナ前には黒いマスクですら賛否があったにもかかわらず、今や様々なデザイン、柄のマスクが市民権を得ています。
そんな、「マスクファッション」「マスクカルチャー」ともいう新しい文化が生まれつつある中、私にはすごく不思議に思うことがありました。

今現在、ほとんどの人が外出時はマスクをしています。つまり、世の中マスクだらけ。右をみても左を見てもマスク。

なのに、だれもここに広告を貼ろうとしないのは何故なのか。

これは私が「広告を貼るべきだ」と考えているわけではありません。
どんなスペース、どんな隙間でも空いているところには広告を貼る、そんなイメージの広告業界が、このマスクバブルをスルーしているのが不思議でならなかったのです。
夏頃には広告マスクとか出てくるのだろうな、と思っていましたから。

ローソンが広告入りのマスクを導入

この記事執筆中に実にタイムリーな記事が飛び込んできました。タイミングが良すぎてちびりそうです。
正確にはこの記事執筆中ではなくて、この後ご紹介する広告マスクの例としてのパロディーCGを作って遊んでいたときにニュースが入ってきました。

でもやはり当然といえば当然の流れなのでしょう。
こんな発想は、絶対に広告代理店の人や企業の広報担当者ならずっと前から頭にあったはずです。

しかし、現実に実行したタイミングはこの時期でした。

想像するに、マスク広告は今後もあまり積極的に採用するところはないのではないかと言う気もします。

一つは「不謹慎」なイメージを持たれてしまう可能性です。

仮にも死に至る可能性のある病気を防ぐ目的で着用しているものを、お金を稼ぐ目的に使用するとはけしからん、といってくる人がきっと少なくないでしょう。
そうでなくとも、「広告を入れる」という行為自体を何故か忌み嫌う層がいるのです。

今回、ローソンが広告マスクを導入したとのことで、試しにツイッターでの反応をざっと見てました。

賛否両論といったところ。ツイッター自体がある種、負のSNSであるということを考慮しても、やはり反対意見も多いようです。

ただ、その理由としては私の予想していたものとは大きく異なりました。
賛成意見も反対意見もその着目点の多くは「デザイン」でした。

反対意見として多いのは、おそらくそのマスクをしなくてはならなくなる従業員からの「格好悪い」という意見。
一方で、客側から見て「かわいい」から欲しいという意見も結構あるようです。

結局は見た目が全てということなのでしょうか。

しかしながら、これについてはツイッターという限定的なものをざっと目視しただけの印象であり、また、今回マスク広告を導入したのがコンビニのローソンだけです。
これを実施する側、受け止める側が今後いったいどのような方向へ向かうのでしょうか。

広告マスク活用例の提案(のフリしたおふざけ)

最後に、こんなマスク広告はどうだろう?というのをいくつか考えてみました。
肩の力を抜いて御覧ください。

出前の広告マスクをしたペンギン

最初に頭に浮かんだのは、この時代にマッチしたこの業種。テイクアウト需要は今後も拡大していくと思います。ちなみに私は出前○サービス開始時からの古参ユーザーです。問題は誰が着けるかですよね。配達員がしたところであまり意味はないですもの。いっそ出前に1枚ずつ添付して、お客さんに後を託すとか。

次も巣ごもり需要のサービスから。

動画配信サービスの広告マスクをしたペンギン

動画配信サービスもこの時代、きっと利用者が増えていることでしょう。私は常にアマプラ、たまにネトフリって感じです。
これなんかスタイリッシュでいいんじゃないでしょうか。人気ドラマ、映画とかのキャラ入れてみたら着けたい人いるかもしれません。

次はちょっと判断の難しい業種です。

消費者金融の広告マスクをしたペンギン

広告といえばこれ、というくらい見慣れたデザインの業種、消費者金融です。広告入りティッシュと言えばこのイメージですよね。
実際のところ、この時代需要は大変多いのだとは思いますが、逆に多くのリスクも背負ってしまいます。
ただし、もし広告マスクが増えていくとすれば、この業種、絶対に出てくると思います。
お金に困るような人がいない世の中になるのが一番良いのですが。

最後は、最も現実的だと思うパターンです。

番宣のマスクをしたペンギン

そう、番宣です。
これ、すぐにでもできるんじゃないでしょうか。
情報番組とかみてても、出演者がマスクをしている場面は多いですよね。何故番宣に使わないのだろうとずっと思っていました。
前の3つは一体誰が着けるんだ?という根源的な疑問があるのですが、最後のは出演者がつければ良いので問題ないのでは?
もっとも、バラエティ番組とか楽しく見ていても、唐突に番宣が始まると急に冷めてしまう人も多いと思うので、これはこれで問題ありそうですね。

おそまつさまでした。