Paidyを装ったフィッシング詐欺メール
受信日時 : 2021年12月29日
送信者 :株式会社Paidy <service-paidy@bncdrg.cn>
件名 : 【重要】Paidyご利用確認のお願い
本文 :
【Paidy】利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。
■ご利用確認はこちら
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、
何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。
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■発行者■
株式会社Paidy
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー12階
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ご理解とご協力をお願いするとともに、今後ともPaidyをよろしくお願いいたします。
スマホなどを利用した後払い決済サービスである「Paidy」の名を使ったフィッシング詐欺メールです。
「Paidy」の受信は初めてですが、キャッシュレスが進むにつれ、その他のサービス「PayPay」や「メルペイ」などを装う詐欺メールも目につくようになりました。
よくあるパターンですが、不正アクセスを匂わせて確認のためにと、偽サイトへ誘導しています。
当然ですが、本文中のリンクは偽物のフィッシングサイトです。
この文面はよくある使い回しのコピペメールで、同じようなパターンが企業名を変えただけで数種類出回っています。
以下は「VISA」「JCB」といった大手クレジットカード会社の名を騙ったパターンのものです。
このように文面を使いまわしているため、クレジットカードを使用しないことが売りである後払い決済の「Paidy」であるにも関わらず、カードの利用制限をするという矛盾する内容になってしまっています。
単純に考えればおかしなことなのですが、詐欺にかかってしまう心理状態だと慌ててし舞うのかもしれません。冷静に対応してください。あなたがお持ちのクレジットカードは無事です。
このメールが届きましたら速やかに削除してしまって忘れてください。
とにかく、重要なことは本物であるか偽物であるかの判断以前の問題として、メールに書かれているアドレスやリンク先で個人情報を入力したり、ログインを試みたりしてはいけないということです。
もしも実際にアカウントを持っていて、メールの内容に心当たりがあったり、不安になったりする場合は、一旦メールを閉じて下さい。
アカウントを持っているのであれば、通常のログイン方法なり、連絡先を知っているはずです。もし忘れてしまっている場合でも、グーグル等の検索サイトなどを利用して連絡先を確認して下さい。
そして、普段ログインを行っている方法でログインするなり、サポートに連絡するなりして下さい。
本物であろうがなかろうが、絶対にメールのリンク先でログインはしないこと
それさえ守っていれば最低限の被害は防げます。面倒でも習慣づけて下さい。